ほぼ日手帳やジブン手帳に使われている『トモエリバー』という紙は、
- 薄くて軽い
- 紙のコシが強い
- 裏抜けしづらい
- 書き心地が良い
上記のような特徴を持つ優れた紙なのですが、しかし如何せんインクを選ぶ紙だと思っています。手帳用によく使われている紙なので、ボールペンとの相性が気になるところ。
今回は書き味の良さで人気の滑らかボールペン4種とほぼ日手帳の相性を確認していきます。書き込んだ後の裏抜けと滲みを検証していきますよ!
ほぼ日手帳との相性を検証する滑らかボールペン4種
というわけで、今回検証対象の滑らかボールペンを紹介していきましょう!
※今回使用するボールペンはいずれもペン先0.7ミリになります。
ブレン(ゼブラ)
水性インクと油性インクのいいとこ取りをした『エマルジョンインク』搭載のボールペン。水性インクのようにスラスラとした書き味でありながら、油性インクのような速乾性や耐水性も兼ね備えています。
書く際にストレスとなっていたペン先やペン尻のブレを徹底的に無くし、快適な筆記を実現。また低重心でペン先の狙いがブレにくいのもブレンの強みです。
ジェットストリーム(三菱鉛筆)
元祖滑らか油性ボールペンと言えばジェットストリーム。2000年にリリースされてから常に高い人気を誇り、知名度も圧倒的。
元祖でありながら未だに最人気を誇るのは、その安定感・無難さ故かもしれません。また他の滑らかボールペンがペン先0.5ミリが最細なのに対して、ジェットストリームは0.38ミリの取り扱いもあり、極細で滑らかを実現しています。
アクロボール(パイロット)
滑らかさでいえばナンバーワンのアクロボール。インクの滑らかさが驚異的で、他の滑らかボールペンを上回る滑らかさ。「書き味がぬるぬるしすぎ!」と言われるほどに滑らかです。
タイヤパターングリップという独自のグリップを採用。滑りにくく柔らかいため、安定した握りで書くことを実現しています。
フィール(ぺんてる)
フィールは低粘土油性インク『ビクーニャインキ』を採用した油性ボールペン。元々「ビクーニャ」というモデルがありましたが、より便利に進化したのがフィールになります。
他社の滑らかボールペンと比較しても遜色ない書き味ですが、しかしやや存在感が薄い印象。クリップがバネ式になっていたり、ゴムグリップは24面体になっていて握りやすいポジションを探しやすい等、使い勝手の良さは随一だと思っています。
ほぼ日手帳に書き込んだ直後に裏抜けや滲みがないか
- ブレン(ゼブラ)
- ジェットストリーム(三菱鉛筆)
- アクロボール(パイロット)
- フィール(ぺんてる)
上記4種類の滑らかボールペンとほぼ日手帳との相性を検証していきます。具体的には裏抜けや滲みが発生しないかを確認していきます。
というわけで、書いてみた2019年1月27日(初日)の結果を見ていきましょう!
いずれのボールペンもインク色がはっきりと濃いため、薄いトモエリバーだとどうしても透けてしまいます。しかしこの時点では裏抜けや滲みはありません。
蛍光ペンでマーカーを引いた方も裏抜け・滲みはなし!
しばらく放置してみる
時間を置いたら裏抜け・滲みは発生しないか
書いた直後はいずれの滑らかボールペンも裏抜け・滲みはありませんでした。
しかし、しばらく放置してみたらどうなるでしょうか。インクはすぐに乾きますが、乾いた後もインクの成分が紙に徐々に広がっていくことがあります。
久しぶりに手帳を広げてみたらインクが裏抜けしたり滲んでしまって残念なことに…なんてことは有り得る話なのです!
というわけでこれから一年間はじっくり検証していこうと思います!
トモエリバーに書き込んだ滑らかボールペンの状況
2019年2月3日(一週間経過)
1週間が経過したものの、ここまでは全ペン・インクで裏抜けなし。
なんとなくカランダッシュのゴリアット芯を追加しました(2019年1月28日に記入)。せっかくなので低粘度インクじゃないペンも参考として見ていこうかと思いまして…!
2019年2月28日 (一ヶ月経過)
今回は裏面の写真のみ。
検証開始から一ヶ月が経った2月28日に撮影しましたが、特にまだ変化はありませんでした。
2019年9月8日撮影
前回から半年以上経過しました。
- ブレン…特に裏抜けなし
- ジェットストリーム…やや青色っぽく裏抜け
- アクロインキ…黄色っぽく裏抜け
- フィール…特に裏抜けなし
- カランダッシュ849…全く裏抜けなし
上記のような状況です。ジェットストリームとアクロインキはやはりほぼ日手帳とは相性が悪そうですね。
まとめ
7ヶ月くらいが経過した9月8日時点でジェットストリームとアクロインキの裏抜けが目立ち始めたと言った感じです。
現時点ではブレンとフィールは裏抜けなし、カランダッシュ849においては全く裏抜けする気配がありません。
ここから更に変化があれば更新していきます。