新しいけど、どこか懐かしい。
握るとワクワクしてきて、何かを書きたくなる。
過去にサクラクラフトラボ001と002でそのようなボールペンを開発し発売してきたサクラクレパスの「サクラクラフトラボ」が、2018年9月下旬に新たなボールペン「サクラクラフトラボ003」をリリースしました。
\新商品情報/
「SAKURA craft_lab 003」を9月下旬より販売開始いたします。〜コンセプト〜
「引力を、手の中に。」https://t.co/F2J9H8U4q4#サクラクラフトラボ #SAKURAcraft_lab#サクラクラフトラボ003 #サクラクレパス pic.twitter.com/tqYusZTY2M— サクラクレパス【公式】 (@1921_SAKURA) 2018年8月6日
ボールペンにしては短く、また太い形状。それ故に見た目のインパクトがあります。真鍮製の重厚感溢れるデザインに、まさにコンセプトどおり引力に引っ張られるかのごとく惹かれます。
見た瞬間に「これは絶対買うぞ!」と思いました。
そして10月上旬に丸善名古屋店にて…。
サクラクラフトラボ003を入手しました!
岩に突き刺さったサクラクラフトラボ003の専用什器がまた力強さを感じるのなんの。
ゴールドとシルバー両方を握ってみましたが、手にズシンとくる重さに惹かれてゴールドを選びました。そして3週間ほど使ってみましたので、サクラクラフトラボ003のレビューを綴っていきますよ!
サクラクラフト003 レビュー
開封(箱のデザイン)
箱は黒字で、金色のサクラクレパスのマークが中央に小さく描かれたシンプルで高級感のあるデザイン。
両サイドには社名と「SAKURA claft_lab」の文字が書かれています。
箱の中身も至ってシンプル。開けるとボールペンがドスンと身構えていました。
サクラクラフトラボ003のデザイン
サクラクラフトラボ003の最大の特徴が、従来のペンが持つ「細くて長いもの」というイメージを壊すかのような短くて太いデザインであること。
長さは定規で計ったところ11cmほど。パイプの直径は13mmもあります。
多くのボールペンが全長15cmほどですが、4cmも違うとやはり見た目も全く別物。何か別のツールなのでは無いかと思ってしまうほどです。
天金部分にはサクラクレパスのマークが掘られています。
またサクラクラフトラボ003にはクリップがないため転がってしまいそうな気がしますが、転がらない工夫が施されています。
ペンを分解すると、ペン先(グリップ)側のパーツの厚みが一定になっておらず、一部が富士山のような形状になっています。これは起き上がり小法師の技法が使われています。一部を厚くして重みを与えることで、思い部分が下に行くようになり、転がりにくくなっているのです。
伝統的な技法ですが、それをボールペンに活かすという発想がおみごとです。こういったところに「新しいけど、どこか懐かしい」を感じます。
重量について
サクラクラフトラボ003は、実はゴールドとシルバーで重量が異なります。そもそも材質がことなります。
ゴールドは真鍮製で、重量が55g。握るとズシンと重さを感じるほどです。
シルバーはアルミ製で、重量が30g。ボールペンとしては重たいほうですが、ゴールドと比べるとかなり軽いです。
手に握るとゴールドとシルバーで重さが全然異なりますので、実際にお店で握って自分の手に合う方を選びましょう!
握りたくなるボールペン
サクラクラフトラボ003は太くて短く、そして重量があります。
見た目のインパクトはあるものの実際に握ってみてどうなのかというのが何よりも大事なのですが…。
三週間ほど使ってみましたが、サクラクラフトラボ003は握りたくなるボールペンです!
短いながらも握りやすい太さ、そしてズシンと来る重み。短さ、太さ、重さが絶妙にマッチしています。とても握りやすく、握り心地がいいのでずっと握っていたいと感じるほど。
また存在感があるデザインであることも、握っていたいという感情を刺激してきます。魅力というよりも、魔力が感じられます。
こんなにも「握っていたい」という感覚を刺激してきたボールペンは、おそらくサクラクラフトラボ003が初めてです。
書きやすさ
そして肝心の書きやすさですが、ゲルインクで書き味はさらさら。
ペン先の太さは0.8mmで太めではありますが、しっかりと太くて濃い字が書けます。
重いながらも長時間書いていても疲れにくく、ずっと握り続けて何かを書いていたいと思わせてくれます。
デザインだけでなく、書きやすさも素晴らしいボールペンです。どんどん何かを書きたくなってきます!
手帳と一緒に持ち歩くならスプリング式ペンホルダーを使おう
サクラクラフトラボ003はクリップがありませんので、通常のペンホルダーでは引っかけられません。
しかしスプリング式ペンホルダーがあればバネがペンを締め付けて、カバンの中で揺れてもずり落ちないので携帯しやすくなりますよ!
スプリング式ペンホルダーなら、クリップの無いペンも手帳と一緒に携帯できる!
サクラクラフトラボ003の手入れ方法について
サクラクラフトラボ003は無垢真鍮で作られているため、皮脂や汗などが付着すると緑青(ろくしょう)と呼ばれる青緑色の錆が起きてきます。
緑青が起こると真鍮本来の美しさが損なわれ、また手に錆の臭いが付着してしまいます。これをエイジングと見ることもできますが、しかしやっぱり手入れした方が美しいんですよね。
そこで役立つのがアサヒペンのサヒペンの「金属みがきピカピカン」。
→真鍮製ペンの錆落とし・お手入れに、アサヒペンの「金属みがきピカピカン」をおすすめしたい
無垢真鍮製の文房具をメンテナンスするのにおすすめの金属磨きです。ピカピカンで磨けば錆が落ちてピカピカに、また錆の発生を抑えてくれる効果もありますよ!
真鍮製ペンの錆落とし・お手入れに、アサヒペンの「金属みがきピカピカン」をおすすめしたい
まとめ:サクラクラフトラボ003は握りたくなるボールペンだ!
見た目のインパクト、握ったときの重量感。従来の「ボールペン」のイメージとは全く異なるデザインを持ったボールペンですが、これほどまでに握っていたいと感じたボールペンは今までにありませんでした。
この感動はサクラクラフトラボ003を実際に握って書いてみないことには分からないと思いますので、是非お店で握ってみてください。握ると確かに引力を感じ、何かを書きたくなってくるはずです!
また良いのはデザインや握り心地だけでなく、書き味もサラサラとしていて書きやすいです。本当に素晴らしいボールペンだと思います。
団子
これは愛用したくなる一本ですよ!
※サクラクラフトラボのペンはネット通販では購入不可のため、店舗で購入してください…!