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腕に巻いてメモが書けるWEMO『ウェアラブルメモ』を身に着けて過ごしてみた感想

身に着けるメモ「ウェアラブルメモ」

コスモテック社から発売されている『ウェアラブルメモ(消せるタイプ)』という文房具を頂きました。

Wearable memo…つまり「着用できるメモ」ですね!分かりやすい!

2018年グッドデザイン賞や日本文具大賞を受賞し、今年話題になった文房具でもあります。東急ハンズ等の量販店でも結構目立つところに並べられているのを目にします。

さて今回はウェアラブルメモを実際に身につけて過ごしてみたので、レビューや感想を綴っていきます。

予めどんな人におすすめの文房具かを挙げておきますと、

  • 現場で働いており、手にメモを書き込むことがある
  • 水に濡れても問題ないメモがほしい
  • 携帯性に優れた、かさばらないメモがほしい

いずれかに該当する人にとって、ウェアラブルメモはきっと役立つ文房具になるはずです!

WEMO『ウェアラブルメモ』とは

腕に巻くメモ

さてそもそも「ウェアラブルメモとは何だ?」って話ですが、一言にまとめると…

腕に巻いて身につけるメモです。

ウェアラブルメモ01

「忘れないように」と手のひらや甲にメモ書きをしたことがある人は結構多いのではないかと思いますが、腕にウェアラブルメモを巻き付けておけば手を汚すことがなるなるわけです。

ウェアラブルメモ02

しかも油性ボールペンで書いても消しゴムで簡単に消すことができ、何度も繰り返し使えます。手に書いていたときと比べて「石鹸でごしごし洗っても書いたメモが落ちない!」なんてことがありません!

普段は平ぺったく、つけるときは丸まって輪っかになる

普段は平ぺったく

ウェアラブルメモは、身に着けていないときは平ぺったくて、正面から見るとややU字になっています。

曲げると丸まる

身につけるときは本体を折り曲げると丸まっていき…

丸くなって腕に巻き付く

ブレスレットみたいな輪っかになりました!

輪っかになったウェアラブルメモを腕に巻きつけて身につけます。ある程度ゆとりがあり調整が利くため、腕が太くても締め付けがきつくなるといったことはありません。

水に濡れても問題なし!

ウェアラブルメモはシリコン製のため、水に濡れても問題ありません。

ウェアラブルメモは濡れても大丈夫

また濡れてもウェアラブルメモに書いてある文字や内容は洗い流されることもありません。

紙のメモ帳なら濡れると書けなくなり、また文字も読みづらく鳴ってしまいます。しかしウェアラブルメモならその心配は無用。

また加圧ボールペンを使用すればシャワーに当たりながらでも問題なく書き込めました。雨の中でもメモとして機能するのは非常に便利ですね。

現場向けの文具である

ウェアラブルメモの公式サイトにも記載がありますが、現場最前線で活躍する人にぴったりな文具です。

私も今でこそWebディレクターとして主にオフィス内で仕事をしていますが、以前は建築系の営業をしていました。営業と言っても現場に行くことが多く、雨の日に建設現場に行って工事の状況を確認しに行くことが多々ありました。雨の中ではメモ帳が使えませんが、ウェアラブルメモなら水に濡れても問題なく書き込めそうです

ウェアラブルメモと相性の良いボールペン

メーカー推奨のボールペンはジムノック

ウェアラブルメモはゼブラの「ジムノック」を推奨しています。

ゼブラ ジムノック

ジムノックは『THE 事務用ボールペン』といった感じのボールペン。シンプルながらインク色が濃く、またインクフローもなかなか良くて書きやすいボールペンです。ただ、ツルツルした紙に対してペン先がよく滑り書きにくい印象があります。

そんなわけでシリコン製のウェアラブルメモに「うまく書き込めるの?」と思っていましたが…

ジムノックで書いてみた

ジムノックで書いてみましたが、ペン先のボールがうまく回転しないのか線が波打ったような感じになりました。

加圧ボールペンで書いてみた

エアプレスで書いてみた

上の写真はトンボ鉛筆の加圧ボールペン「エアプレス」で書いた字になります。めちゃくちゃ書きやすいです。

MEMO

加圧ボールペンとは空気の力でインクを押し出して筆記する方式のボールペンです。ペンを逆さにした状態でもインクが出たり、濡れた紙に対しても書ける現場向けのボールペンになります。
同じく現場向けのウェアラブルメモと相性がいいのではと思い、加圧ボールペンを使ってみました。

加圧ボールペン3種類を比較!寒くても濡れていても書けるのはこれだ!

せっかくなので他の加圧ボールペンでも書いてみましたが、

加圧ボールペンとウェアラブルメモ

uniのパワータンクはペン先が滑りボールがうまく回転しないのか書く度に掠れてしまいます。筆圧を込めてもボールが回転せずに滑っている感触があります。

PILOTのダウンフォースはキレイにはっきりと書けました。非常に書きやすかったです。書いた文字も問題なく消しゴムで消すことができました。

ちなみにジェットストリームについては公式サイトで非推奨となっています。材質とインクとの相性が悪く、筆跡が残ってしまうようです。

団子

インクの相性で言えばジムノックがいいのでしょう。
しかし「ジムノックのペン先とウェアラブルメモの材質はあまり相性がよくないのでは?」というのが率直な感想です。
というわけで、個人的にはエアプレスやダウンフォースとウェアラブルメモを組み合わせて使いたいですね!

ウェアラブルメモを付けて過ごしてみた

ウェアラブルメモの機能やボールペンとの相性について触れてきましたが、それだけでは実際に良い文房具なのかどうかは判断がつきません。

というわけで実際にウェアラブルメモを身に着けて過ごしてみました!

腕時計をつけていると…

というわけで早速ウェアラブルメモを巻いて出かけましょう。

…と思ったのですが、

ウェアラブルメモ01

腕時計を巻いているとウェアラブルメモを腕に巻けません!

「じゃあウェアラブルメモを右手に巻けば…」と考えましたが、私は右利きなのでそれでは文字が書き込めません。

というわけでウェアラブルメモを巻いて過ごすにあたり、腕時計を外すことにしました。ぐぬぬ…!

職場でウェアラブルメモをつけて過ごしてみた

To Doリストとして使用

以前は建築系の営業として働いていたものの、現在はオフィスワーカー。現場でメモを取る…ということがないので、To Doリストとして使ってみることにしました。

ウェアラブルメモをつけて働いてみた

仕事のTo DoリストはいつもPCのアプリや付箋で管理していますが、手に巻きつけるというのは結構新鮮です。

ただTo Doリストとして実際に使ってみて思ったことが、現状アプリや付箋等でTo Doを管理しているならウェアラブルメモで代替する必要性は低いということ。

腕にTo Doが書いてあるのは便利ではありますが、例えばタスクが増えた場合等、アプリに入力するか付箋に書いた方が早いんですよね。腕に巻いているからこその書きにくさもあります。

またウェアラブルメモにタスクが書ききれなくなった場合、終わったタスクを消しゴムで消す手間が発生してしまいます。

プレゼン用のカンペとして使えそう

社内ミーティングの際にもウェアラブルメモを身に着けて参加しましたが、そのときふと思ったのが「プレゼン用のカンペとしてちょうどいいのでは?」ということ。

自分で作った資料については内容を記憶して会議に参加しますが、記憶が不安な箇所や強調したい箇所をウェアラブルメモに書き込んでおけば便利そうです。腕に巻けるのでカンペとして使いやすいですし、視線を大きくずらすことなく話を続けられるのはメリットだと思います。

シャツの裾裏にインクが移る

更に気になったのが、シャツの裾裏にインクが移ってしまうということ。

ウェアラブルメモをつけて働いてみた

仕事を終えて帰宅したら、ウェアラブルメモに書いていた文字が薄くなってしまいました。

袖の裏がインクで黒くなった

シャツの裾裏にはインクの黒が移っていました。裾の表は特に汚れていなかったため特に目立つようなものではありませんが、やや気になってしまうものです。

ホワイトカラーな仕事でウェアラブルメモを活用するとなると工夫が必要そうです。

休日にウェアラブルメモをつけて過ごしてみた

さて今度は休日にウェアラブルメモをつけて過ごしてみました。

今度は「メモ帳」代わりに使ってみました。普段手ぶらで出かけるときもペンとメモ帳は携帯するのですが、この日はメモ帳の変わりにウェアラブルメモをつけて外出

ウェアラブルをつけて休日を過ごしてみた

スタバでのんびりしながらブログ記事の構成を考えて、ウェアラブルメモに書きこむという時間を過ごしました。

また、スタバでウェアラブルメモを外して書き込んでいく感じは、何だかレシートの裏をメモ代わりに使うのに似ていました。面積が狭いレシートにボールペンで書き込むのは筆記ミスが許されない(感じがする)ので集中できますが、ウェアラブルメモに書き込むのもまさにそんな感じです。消しゴムで消せますがそんなもの持ってきていません。それ故に集中力と想像力が刺激され、頭の中のアイデアも整理しやすいなあ…と!

その後消す前にスマホで書き込んだ内容の写真を撮って保存しました。新たに他の紙に書き写すよりも、撮影してスマートに済ませました。

ウェアラブルメモをつけて過ごしてみた感想

正直、ホワイトカラーな職場で働いている人には向いていないかなと思います。ウェアラブルメモの公式でも謳っているように、紙やスマホにサッとメモを取るのが難しい現場向けの文房具です。

ただプレゼンするときのカンニングペーパー代わりに使えそうだなとは思いました。プレゼン内容を頭に叩き込んで、それでも不安な箇所や強調したい箇所を対策するためのカンペとして、ウェアラブルメモは使えそうです。腕に巻いておけば、手元の紙を見るよりも視線がずれることなくプレゼンを続けられます。

またメモ帳代わりに携帯するのはありです。紙のメモ帳のようにたくさんページがあるわけではなく、また面積も広いわけではありませんが、ペンで書き込めるツールがこれほどかさばらずに携帯できるのは大きな魅力だと思います。

思い浮かんだアイデアを書き込んだり、ふと思いついたことをメモする用途で使いやすいなと感じました。

まとめ

実際にウェアラブルメモを使ってみましたが、こんな人におすすめの文房具です!

  • 現場で働いており、手にメモを書き込むことがある
  • 水に濡れても問題ないメモがほしい
  • 携帯性に優れた、かさばらないメモがほしい

オフィスワーカーなので仕事で活かせなかったのが悔しい限りですが、それでもメモとしてボールペンと一緒に携帯すれば、ちょっとした時間に手書きで思考を整理したりアイデアを書き出すのに使えます。

そして、私が建築系の営業として働いているときに出会いたかったなあという気持ちが強いですね!特に雨の日に現場を確認しに行く際には非常に心強いツールになってくれただろうなあ…と想像しながら使っていました。

団子

正直、使う人や用途が限られてくる文房具だと思います。
用途と目的がはっきりとしていれば非常に便利な文房具です。
特に現場で働く人にとってはウェアラブルメモは活躍する機会がとても多いでしょう。
医療、製造位、建設等々、もしあなたが現場で働いているならば、腕に巻いて身につけるメモ帳が大いに機能してくれるはずです!