2019年6月26〜28日に開催された国際文具・紙製品展(ISOT)に参加してきました。日本最大の文具の展示会・商談会です。以前から行きたいと思っていたのですが、今年ついに初めて行くことができました。
ISOTは一般消費者向けではなく、主にメーカーがバイヤーに対して商品を紹介してもらうといったB to Bのイベントになります。国内メーカーが新商品について説明したり、日本市場進出の足がかりにしたい海外ブランドが多数出展していました。
中には量販店内で開催できるイベントを紹介しているメーカーもあり、呉竹のブースで「インクカフェ」なるイベントについて説明していました。
多くの人が集まっていたので気になって覗いてみたところ、インクを混ぜて好きな色を作るイベントでした。
「おもしろそう!」というわけで呉竹の方にお願いしたところ、インクカフェを体験させて頂きました。今回はそのレポートを綴っていきます!
インクカフェについて
呉竹『ココイロ』のインクを作るイベント
インクカフェは筆や筆ペン等の商品でお馴染みの呉竹が提供するイベントです。
簡単に説明すると…
- 84種類の色からお気に入りを選んで、その色のインクを作る
- 作ったインクを呉竹『ココイロ』に充填する
というイベントになります。
余ったインクは別容器に入れて持ち帰り可能
さてインクを作ると聞くと、「万年筆やガラスペンでも使いたい!」と思う人も多いでしょう。
インクカフェで作ったインクは余りが出るため、その分は別容器に詰めて持って帰ることができます。
染料インクなので万年筆やガラスペンでも問題なく使用できます。
インクカフェでインクを作ろう!
84種類の色からお気に入りを選ぶ
最初に84種類の色から好きな色を選びます。
ラミネートされたカラーサンプル表から選びますが、ここで少し気になったのがサンプルの色が分かりにくいということ。今回は展示会でのお試しでしたので、本番では高精細なプリンターでカラーサンプル表を印刷してほしいところです。
ちなみに今回私が選んだ色は…
丸で囲ったオレンジ色です!
インクを配合していく
色を選んだらインクを作っていきます。
赤・青・黄色の三原色に加えてグレーと透明のインクが並んでおり、これらのインクをカップの中で混ぜていき、好みの色にしていきます。
事前にどの色がどれくらい必要なのかをカップに記しておくため、その配分とおりに入れれば失敗することはありません。スポイトで吸い上げたインクをひたすらカップに入れていきます。
目盛りぴったりに入れたいがため、めっちゃ集中していました。
インクができたらココイロに充填
インクがカップいっぱいになり、マドラーでかき混ぜたらできあがり。
できたインクはスポイトを使ってココイロのリフィルに移していきます。
これでココイロが完成!
余ったインクは別容器へ
このとき作ったインクの半分以上が余るので、別容器に移して持ち帰ることができます。
水性の染料インクなので、万年筆に入れてそのまま使うことも可能です。
最後に
同じような色でも若干ニュアンスが違うからこそ楽しい
インクカフェの最たる面白さは、同じような系統の色でも更に細かく色が選べることかなと思います。
例えば今回オレンジ色を作りましたが、オレンジ系統の色だけでも7種類あります。色が細分化されているのです。そのため似ていても微妙に異なる色同士を比較しやすく、より好みの色を選びやすいと言えます。
最後にもらえるカップが可愛い!
完成したココイロと余ったインクは、最後にカフェのカップのようなパッケージに入れてもらえます。これがまた可愛いのなんの。
記念に持っておきたくなるようなカップがもらえるのも、一つの魅力と言っていいでしょう!