水性のネームペンは日本ではほとんどの人が使ったことがあるのではないかと思います。
水性ネームペンは、水性であるが故にペン先が空気に触れているとどんどんと蒸発していくため、基本的にはキャップ式になっています。ペン先が乾いてしまうと書けなくなってしまうので、その防止のためにキャップで密閉するようになっているのです。
しかし!
ゼブラからまさかのノック式のネームペンが登場しました!
それがこちらの『クリッカート』。
購入して使ってみるまではそう思っていたのですが、実際に使用してみたら非常に実用性が高いネームペンでした!
今回は『ノック式のネームペン クリッカート』を紹介・レビューしていきます。
そもそもノック式のメリットって何だ?
「ノック式のメリットって何?キャップ式とどんな点で優れているの?」と思っている人もいるかもしれませんが…
- キャップを開閉する動作が不要
- キャップを紛失することがない
キャップ式はペン先を出すときに本体からキャップを外さないと使えませんが、キャップを開けるには両手で引っ張るように開けないといけません。一方でノック式は片手でカチカチするだけで完結するので、間違いなく使いやすくなりました。
またキャップ式はキャップを紛失してしまう可能性もあります。本体とキャップを離した状態で書いていたら知らぬ間に床に落としていたり、ペン尻にくっつけてもペンを落とした拍子にキャップが飛んでいき紛失…。クリッカートはキャップが無いのでそのようなリスクはありません。
キャップ式はペン先を密閉して乾燥を防ぐためにはとても優れているとは言えます。しかしキャップが付いているからこそ開閉動作が大きくなったり、キャップを紛失してしまう使い難さがあります。
それがノック式になったことで、確実に使い勝手が良くなりました!
ゼブラのネームペン『クリッカート』レビュー
ネームペンなのにノック式
ノック式のネームペン『クリッカート』。
記事の冒頭にも記載したように、ネームペンはペン先が乾くのを防ぐために密閉できるキャップ式になっていることが基本です。しかしノック式のクリッカートはペン先が密閉されていせん。
ノック式のペンは引っ込めたら軸の中にペン先が収納されますが、あくまでペン先が引っ込んでいるだけ。蓋がないので密閉されていません。
これだと通常のネームペンであればだんだんと水分が蒸発していき、ペン先が乾いて書けなくってしまうのですが…。
モイストキープインク採用でペン先が乾かない
しかしクリッカートは特殊なインク「モイストキープインク」を採用しているため、ペン先が乾きません!
ゼブラの公式Webサイトによりますと…
空気中の水分を吸収する新インクを開発し採用しました。湿度の変化によって、水分の吸収と蒸発を繰り返し、適度な状態に保つので、ペン先が乾きません。
ZEBRA | ゼブラ株式会社 |クリッカート
かがくのちからってすげー!
空気中の水分を吸収するだけでもめちゃくちゃ凄いのですが、その上ちょうどいい状態をキープできるのもすげー!かがくすげー!
実際にクリッカートを一週間ほど放置してみましたが、ペン先は乾くことなく書きやすい状態の水分量を維持していました。掠れることもなく、当然びちゃびちゃになることもありません。
まさか自分自身でペン先の潤いを保つインクが登場するとは…ゼブラ、恐るべし!
発色も良い!
もちろんそんなオチはなく、発色は良くキレイに塗れます!
色が重なっても滲みにくい
また使ってみて思ったことが、色が重なっても滲みにくいこと。水性ペン同士色が重なるとどうしても滲みやすいのですが、クリッカートは色が重なっても滲みにくいと感じました。
お絵かき・イラストを書くためのカラーペンとしても使いやすそうです。
クリップは無いが、束でもかさばりにくい
クリッカートにはクリップがありません。しかしその分、束で携帯しやすくなっています。
クリップがあるとどうしてももその出っ張りと厚みの分かさばってしまいがちですが、クリッカートはたくさんの色を一緒に持ち歩いてもかさばりにくくなっています。
カラーが発売当初36色もあり、この手のペンは携帯するなら単色ではなく複数持ち歩きたいですよね。複数持ち歩きたい人にとってありがたい仕様になっています。
まとめ:クリッカートはこんなペン!
クリッカートの評価をまとめますと…
- ノック式だからキャップ開閉の動作が簡単!
- ノック式でもペン先が乾かない!
- 発色も良い!
- 色が重なっても滲みにくい!
ノック式になっただけでも相当使い勝手が良くなったなあと感じます。キャップ式は確かにペン先を密閉するには優れていると思いますが、利便性を考えるとノック式の方が遥かに使いやすいので、クリッカートは本当に便利なネームペンです!
しかも発色も良くて、色が重なっても滲みにくく、便利さに便利さが重なって素晴らしいペンに仕上がっているなあと感動しました。