第8世代Fire HD 8が2018年10月にリリースされました。
2016年モデルからFire HD 8を愛用していますが、今回も飛びついて第8世代 Fire HD 8を購入しました!
実際に使ってみた感覚として、動画や漫画を楽しみたいと考えている方にとってはコストパフォーマンス最高なタブレットだと言えます!
- コスパ最高!
- 携帯しやすいコンパクトさ
- スマホより大きい画面で動画や読書を楽しめる
Fire HD 8のスペックについて
Fire 7とFire HD10との比較
そんなわけでスペック表を準備しました!他のFireタブレットシリーズと比較しながら見てみましょう。
価格 | 5,980円〜 | 8,980円〜 | 15,980〜 |
ディスプレイサイズ | 7インチ | 8インチ HD | 10.1インチ HD |
解像度 | 1024 x 600 (171 ppi) | 1280 x 800 (189ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) |
プロセッサ | クアッドコア1.3GHz | クアッドコア1.3GHz | 1.8GHz x 2、1.4GHz x 2 クアッドコア |
RAM | 1GB | 1.5GB | 2GB |
オーディオ | モノラルスピーカー マイク | Dolby Atmos、 デュアルステレオスピーカー マイク | Dolby Atmos、 デュアルステレオスピーカー マイク |
ストレージ | 8/16GB | 16/32GB | 32/64GB |
microSDカードスロット | あり 256GBまで対応 | あり 400GBまで対応 | あり 256GBまで対応 |
カメラ | フロントカメラ +2メガピクセルリアカメラ | 2メガピクセルフロントカメラ +2メガピクセルリアカメラ | フロントHDカメラ +2メガピクセルリアカメラ |
Wi-Fi | デュアルバンド a/b/g/n | デュアルバンド a/b/g/n | デュアルバンド a/b/g/n/ac |
バッテリー | 8時間 | 10時間 | 10時間 |
サイズ | 192 x 115 x 9.6mm | 214 x 128 x 9.7mm | 262 x 159 x 9.8mm |
重量 | 295g | 369g | 500g |
Fire HD 8が他のFireシリーズと比較して優位な点は、スペックとサイズが実にちょうどいいところです。
Fire 7はAmazonのコンテンツだけを使うのであれば特に問題ありませんが、Amazonが提供する以外のアプリを使用するとスペックの低さ故にストレスを感じるかもしれません。Fire HD 8はFire 7よりもスペックがやや高く、この差が大きいのか操作へのストレスはあまり感じません。
Fire HD10はFireシリーズの中で最もハイグレードでスペックが高め。10インチの大画面で見る動画はやはり見応えがあります。しかし大きさ故に携帯性は低く、お家で使う人向けのタブレットになります。それに比べてFire HD 8はHD 10よりも画面のサイズこそ小さいですが、コンパクトなので携帯性にはかなり優れています。
まとめると以下のような感じですね!
- Fire 7よりもスペックが高く、操作に対するストレスが少ない
- Fire HD10よりもコンパクトで携帯性に優れており、家でも外でも使いやすい
- Fire HD 8はスペックとサイズ的にマルチに活躍できるオールラウンダー
Fire HD 8のレビュー
価格が安い!
Fire HD 8の購入を検討している方が最も魅力的に感じているのはやはり価格ではないでしょうか。
Fire HD 8(16GB) | 8,980円 |
Fire HD 8(32GB) | 10,980円 |
Fire HD 8はとにかく安いです。同等スペックの他タブレットが目に入らなくなるほどの金額です。
Fire HD 8の安さはAmazonだからなせるで業しょう。
サイズ・重さについて
- スマホの小さな画面で動画を見ることに物足りなさを感じている人
- 携帯性に優れたサイズと重さのタブレットがほしい人
Fire HD 8は上記のような人にとってなかなか絶妙なサイズのタブレットです。
スマホの小さな画面とFire HD 8の画面では動画視聴時の見応えが全然違います。また漫画を読む際も、見開きにして文字も読めます。Fire HD 8を使う最大のメリットは、スマホよりも大きな画面で動画や読書を楽しめるところです。
また8インチサイズは携帯性にも優れており、家の中だけではなく外出先でも使いやすいというメリットもあります。
重量が300g以上もあるタブレットだとどうしても片手で持ち続けるのはやや辛く感じるものの、両手でなら何とか読めるかなといった具合です。
処理速度について
タップやフリックの感度は良好、ブラウジングも滑らかにできます。またAmazonが提供するKindleやプライムビデオも特にストレスなく使用できます。
ただし高い処理能力が求められるゲームは、正直Fire HD 8で適していません。
そのため、
- Webサイトを見る
- 動画を楽しむ
- 読書する
上記のような使い方を想定している人には必要十分な処理能力が備わっていると言えます!
音質について
音を大きくしても音割れ等は感じられません。イヤホンなしでも音に不快感がありません。
プライムビデオやAmazon Music Unlimitedを楽しむためにスピーカーは非常に重要ですが、Fire HD 8は不快な音割れ等なく快適に動画も音楽も楽しめます。
電池持ちについて
公式で10時間と謳っていますが、使用し続けると当然10時間も持ちません。
充電が減っていくスピードについて、プライムビデオで25分のアニメを一話見るとだいたい6~7%消費されます。またスリープ状態で丸1日放置しておくと5~10%ほど消費されます。
頻繁に使う場合は2日に1回くらいの充電ペースになります。そうでなければ4日に1回くらいの充電で足りそうです。
カメラ性能は…
リアカメラはピントも合わせづらく、かなりブレやすいです。おまけでついているくらいの認識でいいかと思います。
一方でフロントカメラですが、これがなかなかいい感じ。Amazonは現在Echo SpotやEcho Showといった画面付きAIスピーカーに力を入れているだけあって、テレビ電話で使うことをかなり意識しているものと思われます。
というわけで、フロントカメラについてはかなり実用的になっています。自撮りやテレビ電話用として購入するのもありかもしれません。
ストレージ容量
Fire HD 8は『16GBモデル』と『32GBモデル』の2種類があります。
「大容量の方がいいんでしょ?」と思うかもしれませんが、16GB+micro SD カードの組み合わせが最適解です。
Fire HD 8は外部ストレージを内部ストレージの拡張として扱うことができます。つまり通常内部ストレージにしか保存できないアプリやデータを、外部ストレージの容量分拡張されたところに保存することができます。
『16GBモデル』と『32GBモデル』の金額差は2,000円です。しかし2,000円あればAmazonで64GBのmicro SD カードを買っておつりが返ってきますので、16GBを買っておくのが正解です!
ベンチマーク

ベンチマークアプリのAntutuでで計測したベンチマークスコアはトータルで30118。高い数値とは言えません。
個別で見ていくとGPU性能が特に低い数値となっています。3Dの描画能力がかなり低く、Fire HD 8はゲームをプレイするには向いていません。
かといって動画再生については全く問題なく、映画やアニメは快適に視聴できます。
OSについて
Fireシリーズに使われているOSはAndroidベースで作られています。第8世代(2018年モデル)はAndroid 7.1.2がベースとなっています。第7世代(2017年モデル)はAndroid 5.1.1をベースに作られていました。
Android OSがベースとなっているため、使用感はAndroidとほぼ変わりません。
強いて言うならAmazonのコンテンツに特化されすぎているのが若干煩わしいですが、直感で操作できますのですぐに慣れるかと思います!また使わない機能はスルーできるようになります笑
Fire HD 8でできること
動画配信サービスを満喫!

FireシリーズははAmazonのサービスを満喫するためのタブレットです。プライムビデオで映画やアニメを思いっきり楽しみましょう!
スマホの小さな画面とFire HD 8の画面では、映画もアニメも見応えが全然違います。スマホよりも大きな画面で動画を満喫しましょう!
またプライムビデオ以外にも、AmazonのアプリストアからNetflixやhuluをダウンロード可能。プライムビデオには無くてNetflixやhuluにはある動画も多々あるので、複数登録しておくとより幅広いジャンルの動画を満喫できます。
Youtubeの視聴
AmazonアプリストアにはYouTube純正のアプリがありません。
ですが、ブラウザで問題なくYouTubeを視聴することができます。
もちろん動画を拡大して視聴することもできます。YouTubeアプリが使えないとは言え、特にYouTubeを見ることにおいて不満等はありません!
Kindle本で読書

漫画であれば、Fire HD 8を横にして8インチの画面を活かして見開きのページもしっかり見ることができます。スマホの小さい画面では見開きで読むと文字が小さすぎて読むことができませんが、Fire HD 8なら見開きでも読めるんです!

もちろん縦に持ち替えて読むことも可能。文字だけの小説や新書等は縦の方が読みやすいです。
大画面なのでスマホで読むよりも1ページの情報量が多いので、スマホほどページをめくるのが忙しくありません。
文字サイズやフォントも設定で変更できますので、自分好みの読書端末にしましょう!
楽な姿勢でFire HD 8を満喫しよう!

私がFire HD 8を家で使っているときは、アームスタンドに装着して寝転がりながら動画を楽しんでいます。寝転がった状態で映画やアニメを見ることができるので超楽です!
本当に快適なのであなたも是非試してみてください!
旅行の暇つぶしに最適!
FireシリーズはAmazonプライムビデオの動画をダウンロードして視聴することができます。ダウンロードした動画はもちろんオフラインで視聴できますが、これが旅行の際に大活躍!
出先や旅先でWiFiが使えないところでも、あらかじめダウンロードしておいた映画やアニメが見られるのです。長距離バスや新幹線での長時間移動でも動画を見ていれば暇をせずに過ごせます。
通信機器の接続が制限される飛行機内で機内モードに設定していてもダウンロードした動画は視聴可能です。
Fire HD 8で旅行の移動時間も楽しみましょう!
Google Playからアプリをダウンロードすることも可能
基本的にはAmazonアプリストアからダウンロード
Fire HD 8にアプリを入れたい場合は、基本的にAmazon内にあるAndroidアプリストアからダウンロードできます。
→Amazonアプリストア
ただし、AmazonアプリストアはGoogle Playほどたくさんのアプリが配信されていません。有名なアプリが配信されておらずダウンロードできないなんてこともあります。
Google Playをインストールすることができる
しかし、ちょっと手を加えればAndroidのアプリが配信されているGoogle PlayをFire HD 8に入れることも可能。FireシリーズのOSはAndroidをベースに作られているので、Google PlayストアでリリースされているAndroidアプリも利用できます。
FireにGoogle Playをインストールする方法は以下のサイトに詳しく記載されているので参考にどうぞ。
→root取得不要で簡単にFireタブレットでGoogle Playを動かす方法
ゲームはできる?
FGO (Fate/Grand Order)
Fire HD 8でFGOは遊べなくはありませんが、何かと困ったことが…。
まず、ロード時間が相当長いです。「FGOをAndroid端末でプレイする場合、スペックが高くないとロード時間が長くなる」という話は知っていましたが、ここまで長いのかと待たされます。
また攻撃やガチャの3Dエフェクトでかなり重くなります。その影響で攻撃の際はキャラクターの輪郭線がシャギシャギになったり、ガチャではエフェクトが途切れ途切れになって見える等、結構モヤモヤします。
というわけでFGO遊べなくはありませんが、少なくとも快適ではありません。
デレステ
デレステについては、以前は【2D通常】でなら遊べました。わざわざ手元動画を撮影したこともあります。
しかしデレステ側が次々と新機能を設けたり、また難易度MASTER+が追加されてきました。難易度がMASTERまでであれば何とか遊べたのですが、それ以上の難易度になるとノーツの数も増えて処理落ちが発生してきます。
というわけで昔は遊べたのですが、今は厳しいかなと思います。
ポケモンGO
Fire HD 8はそもそもGPSを内蔵しておりません。
というわけで遊べない…というわけではなく、Wi-Fiから位置情報を取得すればプレイできます。スマホのテザリング機能を使って遊ぶことが可能です。
普通にポケモンが現れて捕まえることもできますが、しかしFire HD 8は3Dの処理が苦手なため正直快適にプレイできるかと言われれば微妙なところ。
遊べなくはないですが、ポケモンGOのサブ機目的のために購入を検討しているのであればおすすめはしません。
Fire HD 8のカバーや保護フィルム等について
カバーはAmazon純正が使いやすい
- Amazon純正だからこそのスリムさ
- カバーを閉じれば自動でスリープになる
- スタンド(縦置き、横置き両方対応)としても使用できる
保護フィルムは反射防止がおすすめ
- 本体に直接傷が付くのを防げる
- 動画視聴や読書中に煩わしい反射を防止できる
- 2枚入りで1,500円以下のものもあり、失敗しても安全
Fire HD 8と一緒に購入したいものまとめ
Fire HD 8と一緒に買っておきたいものをいくつかピックアップした記事もあります。
Fire HD 8の購入を検討している人は是非参考にしてください!
FireHD8は何よりもコスパが最高!
Fire HD 8がどんなタブレットなのかをざっくりまとめますと、以下のような感じです。
- スペックは決して高いというわけではない
- ただし同等スペックの他メーカー商品と比べると圧倒的に安い
- 高負荷がかからないアプリなら不満なく楽しめるようしっかりとチューニングされている
- Amazonのコンテンツ以外も、高負荷がかからないアプリなら起動させて操作しても問題ない
- 安くてできることも多いので、守備範囲が広いオールラウンダーなタブレットである
Fire HD 8は例えばiPadのようなハイスペックのタブレットと比較すると性能的には見劣りしてしまいます。
しかしこのスペックを8,980円で出せるのはおそらくAmazonくらいのものです。日本国内で販売されている同スペックのタブレットを見ると、大抵10,000円以上は当たり前。スペック表の数値や使用した感覚から考えても、Fire HD 8のコスパは非常に高いと言えるほどのタブレットです。
そもそもFireシリーズはAmazonが自社コンテンツを促進したいがために販売しているタブレットになります。つまりFire HD 8のこの安さも、プライム動画やKindleといったAmazonのコンテンツをどんどん使ってもらおうとするAmazonの戦略の一貫なわけです。そのため動画や漫画をユーザーに不満なく楽しんでもらえるように、しっかりとチューニングされています。
動画に漫画等、Amazonのコンテンツをスマホよりも大きな8インチの画面で思いっきり楽しむならFire HD 8は『買い』ですよ!