カランダッシュはスイス・ジュネーブの老舗筆記具メーカー。「カランダッシュ」とはロシア語で鉛筆を意味しており、その名のとおり鉛筆を思わせる六角形状のペンがカランダッシュのシンボルとなっています。
その中でもポピュラーなのが、カランダッシュ849でしょう。

カランダッシュ849は1969年に誕生し、半世紀経った今でもなお高い人気を誇るボールペンです。
見た目は短めの鉛筆のようで非常に愛くるしく、一方で握ってみると軽量ではあるものの金属製だからこその堅牢さも感じられます。書き味も素晴らしく、少し使ってみれば長く愛され続けている理由がすぐに分かるほどの良いボールペンです。
今回はそんなカランダッシュ849の魅力について綴っていきます。カランダッシュ849の購入を検討している方にお読み頂ければ幸いです。
849のデザインが可愛い
鉛筆のような六角形状が可愛い

カランダッシュ849は鉛筆のように六角形状になっています。太さも鉛筆と同等。
非常にシンプルなデザインですが、これがまたメチャクチャ可愛いのなんの。慣れ親しんだ形なので愛らしくて堪りません…!
色が可愛い
またカランダッシュ849は、限定品も含めるとカラーバリエーションが非常に多いのも特徴。

定番モデルはいかにも原色といった感じの色ですが、はっきりしているのがいい感じ。限定品はポップで明るい色からメタリックなものなど様々。


そのどれもが可愛らしく、とても素敵なデザインになっています。
造りがシンプル

最小限のパーツで構成されている
カランダッシュ849を分解してみると、たった3つのパーツで構成されています。
軸はつなぎ目もなく、一本のアルミ製の筒になっています。その軸にリフィルを入れて、ノックボタンのネジを締めるだけ。
ノックして書く…そのために必要な最低限のパーツで構成されており、とてもシンプルな造りになっています。
壊れる心配も少ない
造りがシンプルな故に、壊れるリスクも少ないのもカランダッシュ849のメリットと言えるでしょう。
ペン先からペン尻までアルミ製のつなぎ目のない一本の筒になっているので部分的に壊れるということはありません。また内部も非常に単純な構造で、内部で破損するといったこともほぼないでしょう。
シンプルだからこそ、壊れにくく長く使えるボールペンでもあるのです。
ノックが静かで、感触が良い

カランダッシュのボールペン全体に言えることなのですが、ノックの際にカチカチと音が鳴りません。とても静かなので時間や場所を選ばずあらゆるシーンで使いやすいと言えます。会議や講演会などでも場の空気を乱すことなくノックできます。
またノックの感触も柔らかく、くせになって何度でもノックしたいと思えるほど。「上品」という言葉が相応しいと感じるほどに心地よい感触です。
カランダッシュのこだわりを強く感じる部分でもあります。
書き味が滑らか
カランダッシュが誇る「ゴリアット芯」

カランダッシュ849には独自のリフィル「ゴリアット芯」が搭載されています。
ゴリアット芯の書き味はとても滑らか。ペン先にインクを送るためのインク軌道と呼ばれる穴が一般的なボールペンよりも多く設けられているためインクフローが良いのです。
日本メーカーの低粘度インクと比較して「ぬるぬる書ける」といった感じではありませんが、掠れることはなく軽い筆圧でもスラスラと書けます。
裏抜けの心配もないので手帳用にもGOOD!

ゴリアット芯から出るインクは、ほぼ日手帳やジブン手帳に使われているトモエリバーに書いても裏抜けしません。時間が経過しても、劣化で滲んだり裏抜けせずに綺麗に筆跡が残り続けます。
そんなわけで私はカランダッシュ849をほぼ日手帳weeksと一緒に使っていますよ!
カランダッシュ849をほぼ日手帳weeksと一緒に使っています。書き味滑らかですがトモエリバーでも裏抜けがありません!
「849」の呼び方について
ちなみに849の読み方は「はちよんきゅー」です!
昔「はっぴゃくよんじゅーきゅー」とか発音したことがありますが、「はちよんきゅー」と呼びましょう!
まとめ

- 可愛らしいデザイン
- ノックの感触
- 書き味の良さ
構造自体は非常にシンプルなボールペンなのですが、見た目も実用性も高いボールペンです。またシンプルさ故に壊れにくいのも特徴。
リリースされて半世紀が経っていますが、少し使って見るだけでもなぜ長年愛されているか納得できます。
上質で可愛らしく書き味も良い…そんなカランダッシュ849で「書く」を楽しみませんか?