スイスの文房具メーカー「カランダッシュ」の『849コレクション クレノ』という限定品のボールペンを購入してしまいました。
カランダッシュ849は通常モデルの場合、価格が3,000円(税別)で軸がカーボン製となっています。849コレクション クレノのメーカー希望価格8,000円(税別)で、軸が真鍮製でニッケルのめっき加工が施されています。同じくカランダッシュの高級ボールペン『エクリドール』と軸の質感は同じなんですよね。
というわけで今回は849コレクション クレノを使ってみた感想を綴っていきます！
849コレクション クレノをレビュー
開封
というわけでまずは開封。上記の写真は箱ではなく、箱を包むスリーブになります。「Genève(ジュネーブ)」と書かれているように、カランダッシュはスイスの文房具メーカーです。このスリーブの赤は、まるでスイス国旗を彷彿させる美しい色です。
スリーブを外すと、スリーブと同デザインで色違いの箱が出てきました。先程の赤もいいですが、重みのある黒は高級感が出てこれまたいい感じですね。黒字に白で「CARAN D’ACHE」のロゴが描かれておりかっこいいですな…！
箱をオープンするとお待ちかねのペン本体がお出ましです！
これが849コレクション クレノ！
ギンギラギンに輝く金属製軸が眩しく高級感があります…！
デザイン
軸は金属製で、鉛筆のような六角形になっています。
各面に垂直または斜めの模様が描かれています。シンプルでありながら飽きが来ないデザインです。
ペン先までペン尻まで繋ぎ目がなく、一つの部材から成っています。一切の無駄が無い感じが美しい…！
クリップは本体に巻き付くような形で付いています。質感は高級モデルのエクリドールとそっくりなのですが、ペン尻のノック部分根本にクリップがついています。
ノック音がほとんど鳴らず、ノック感は非常に柔らか
ノック式のボールペンですが、ノック式ならではの「カチッ、カチッ」という音がほとんど鳴りません。これはクレノに限った話ではありませんが、カランダッシュのボールペンはノックが非常に静かで、場所を気にせず使用できます。
ノック感が非常に柔らかで、癖になるほど心地いいです。何度でもノックしたくなる感触です。
リフィルは「ゴリアット」
カランダッシュ独自のリフィル「ゴリアット」が搭載されています。
個人的なイメージですが、海外メーカーのリフィルのほとんどはインクの質が悪くボールの回転も悪いという印象があります。それだけ日本メーカーのボールペンが優れているということでもあると思いますが…。
そんな中でカランダッシュのゴリアットは非常に滑らかな書き味です。掠れることはなく、軽い筆圧でもスラスラと書くことができます。
書き味・書きやすさ
クレノの書き味は非常に良好。ゴリアットは本当にスラスラ書くことができます。日本メーカーの低粘度インクと比較するとやや劣る感じはありますが、しかしカランダッシュのゴリアットが快適に書けることは間違いありません。ただ、ややボテができやすいかなという印象がありました。
※ボテ…インクの塊がべちょってなるやつのことです。
ペンの重心はペン尻側に寄っているため、ペンを立てるよりは寝かせるような角度で握ったほうが書きやすいです。軸が金属製でグリップ部分に滑り止め等がないため、筆圧を込めて書くと指がずり落ちていくような形になります。
筆圧を強く書けなくてもサラサラと書けますので、軽く握ってしまいましょう。軽く握れば指が滑ってずり落ちていくようにはなりませんので。
まとめ
実はこれが初めてのカランダッシュのボールペンだったのですが、本当に素晴らしいペンですね！
シンプルで無駄のないデザインが美しいですね。また通常の849はカラフルな鉛筆みたいで可愛らしいのですが、クレノは軸が高級モデルのエクリドール同様の質感で高級感があります。
カランダッシュ「エクリドール ゴルフ」をレビュー。クールで繊細なディテールがかっこいい！
そしてインクは滑らかで非常に書きやすかったです。カランダッシュのリフィル「ゴリアット」が書きやすいという話は何度も聞いたことがありますが、噂通りすごく滑らかでスラスラと書けます。
個人的に最も気に入ったのがノックの静かさと軽さ。ノック式ボールペンとしてはとても静かで、ノック感は柔らかくてクセになるほどです。静かなノック音なので場所を選ばずに使用できるのも魅力の一つと言っていいでしょう。
団子
